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おれと一騎!

管理人近況と梶原一騎(高森朝雄)先生の原作漫画の全作読破への活動の備忘録ブログ

『火乃家の兄弟/青春山脈』

※本文はFB『梶原一騎生誕80年サイト』と同文です。
 梶原一騎の少年マガジン史においては、『愛と誠』に続く作品になります。
諸説考えはイロイロあるでしょうが、梶原一騎の劇画原作者としての絶頂期は
作品的には『愛と誠』であり、講談社出版文化賞(児童まんが部門)を受賞した1976年前後だと私は考えています。
 さて、劇画原作者として自身の得意分野でスポーツ物はあらかたやり尽くし、脱スポ根としての現代恋愛物も書き尽くしてしまった感もあった当時。
次の展開として手がけ始めた素材が、“昭和浪漫モノ”ではないでしょうか。
 今後、幾つか紹介していきますが、この時期連載される作品の多くは太平洋戦争を前後とした時代を設定としています。
 本来作家志望であった梶原一騎が、自身のステイタスや手がける作品のスケールアップを図る狙いの一作。その一つが『火乃家の兄弟/青春山脈』だったと思います。
 しかし、少年マガジン読者層や漫画のトレンドが“ライト感覚”に変わっていく中で狙いが作家と読者の間でズレてしまったことで、過去作レベルの人気に至らなかったのではないでしょうか。

「諸君の若さ、諸君の青春は、なにも突然、この日本に出現したわけではない。過去、おなじ血のながれた父や母、また兄や姉の若き日が、青春があったればこそ、現代があり諸君がいる。私は『青春山脈・火乃家の兄弟』で、この熱い血と涙でつづられてきた青春の歴史を、いわば父母の国・日本の青春山脈のつらなりを、えがきぬいてみたいと思う。これ以上は言わぬ。作品がすべてを語り歌うであろう。」(週刊少年マガジン1977.14号 新連載予告より)




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コメント

「主人公が凄絶に散華して逝く」だの「うさぎ飛びに代表されるオーバーワークな特訓&
荒唐無稽なアレな必殺技」だのばかり論って語る輩が無駄に多い様な気がするのは、何とも
イヤなモノですね……と。そればっかじゃあ無いのは確実なのに、何故。

まぁ、私もそれほど梶原一輝作品の実物読破はしてないのですが
(大半が貴HPの粗筋で済ませてるのは申し訳無いです)。

あと↓の内容が興味深かったので、こちらへ紹介させて頂きます。
https://twitter.com/mantrapri/status/315458117624295426?replies_view=true&cursor=AEBC1ba8YAQ
梶原一輝女子……来るか?
2015-11-25 Wed 22:27 | URL | 流浪牙-NAGARE@KIBA- [ 編集 ]
流浪牙さん、こんばんわ。
むろんそれもある一面ではあるけども
“そればっかり”的な言い回しで語られるのは
残念ですよねー。そうした梶原作品の別の一面に
気づきハマるか、表層で終わるかが
ファンの分かれ道になるのでしょうね。

ご紹介のtwitterで語っている1人の方は
SNS上では繋がっている方だったのでビックリ
してます。私の体感で言えば梶原好きの女性は
多いですね。
“梶原一騎女子ブーム”来たら面白いですねw
2015-11-28 Sat 00:47 | URL | BON/管理人 [ 編集 ]
様々なファクターが未だに心許無いのがチョットな、と。
女性向け雑誌や女ヲタ向けメディアで旗振りして戴ければ、決定的な……
そういうのは良くない、か。

あと梶原作品に対する無惨な冷遇視感については、例えば又吉版ジョーみたいな愚挙とは
無縁なはずのネット界の人民達の間ですら存在しているのが如何にも遣り切れぬばかりで御座います。
そういうのとは無縁のはずじゃなかったのか、ネットは。
2015-12-13 Sun 00:07 | URL | 流浪牙-NAGARE@KIBA- [ 編集 ]

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