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おれと一騎!

管理人近況と梶原一騎(高森朝雄)先生の原作漫画の全作読破への活動の備忘録ブログ

僕たちの、あしたのジョーの時代・備忘録 その4

●年明けて1980年。劇場版公開が迫るなかで新聞でのパブリシティ展開を調査。
近所の図書館に出向き、読売新聞の縮小版を調べてみました。



●最初は1980月2月13日の夕刊(画面左下)の誌面約半分を使った広告。
キャッチコピーに“ありがとう みんな 帰ってきたぜ”の文章。
指定券・前売開始の告知。特別鑑賞券(1,000円)はポスター付き
“だから駅に貼ってあるポスターははがさないでね”という注意書き(?)が笑えます。
また背後に、あしたのためにその1の手紙のイラストと泪橋の消印。
“玉姫公園の空は青い、泪橋では、ジョーがサウンド・バッグを叩いている”というコピーも。

●2月27日の朝刊に掲載された週刊読売の広告(画面左上)には“あの「あしたのジョー」第2次ブーム”という特集記事やカラーやモノクロの名場面集もグラビア頁に掲載とか。←これは後で国会図書館で調べてきます!

●続いて2月29日の夕刊(画面右下)でも大きく広告が掲載されています。
ポスター付鑑賞券の売れ行きが好調で15000枚突破だそうです。
製作会社宛のファンレターが1万通。あしたを待てないキミのために3/7日新宿東急にて特別前夜祭が行われる告知もあります。入場者には原作者と声優のサイン色紙、2枚組カラー名場面スチール、大型ポスターのいずれかをプレゼントだとか。
他に、公開初日と2日目の各館先着500名には映画のフィルムを1m切ったものをプレゼント!とか主題歌がヒットチャート急上昇!とか書かれてました。

●3月3日朝刊にはCMキャラクターに使われたアルバの広告が掲載。(画面左中盤)

●3月4日夕刊には2月29日とほぼ同文の1/3広告が掲載。(画面右上)
“いよいよあと4日”というカウントダウンの他に“堂々2時間30分!まっかに燃えあがれ!ジョー!”“力石が、白木葉子が、片目の勝負師丹下段平が、おてんば娘のサチが…スクリーンいっぱいにあの感動が蘇る!”の文章が追加されていました。

●そして公開前日3月7日の夕刊。(画面下段中央)以外に地味な誌面スペースでした。
内容は前売期日(本夕7:00まで)告知以外は、同様の前夜祭と
公開初日と2日目の先着プレゼントという内容

●最後は3月19日夕刊(画面中央上)。大ヒット絶賛上映中!の告知。
“ありがとう みんなに会えてうれしいぜ!”のコメント文が泣かせます!
満員御礼春休みプレゼントとして、20日と21日の先着200名にフィルム50cmを切ってプレゼント!

●この頃、アニメ映画やアイドル映画の前売りにポスターとか特典が付いてたなー、と。劇場版1のポスターはスポットライトを浴びて一人立っているジョーの縦長のものだったと記憶してます。結構長い時期部屋に貼ってましたよ。確か下がカレンダーになっていて古くなったらそこを切り取って飾っていたような…。


↑公開当時のチラシや前売り券等。プレスシートなんて結構レアですよねー。

さぁ!こうして公開された劇場版。その反響と評価、
興行収入等のデータ編はその5にて。あー早く国会図書館に行かなきゃ!

【調査余話】この時期、映画公開の宣伝も兼ねたTVアニメ再放送の件。
日本テレビの夕方18時からで、月曜から木曜の週5日の放送でした。
前番組は『巨人の星』で、時期は失念しましたが『タイガーマスク』も
再放送してたような…ちょっとした梶原作品リバイバルブームもあったのかもしれませんね。



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僕たちの、あしたのジョーの時代・備忘録その3



●上記にあげた画像は、徳間書店から刊行されたロマンアルバム13「あしたのジョー」の中の一コマ。刊行が昭和53年10月の時点の情報でした。1979年3月封切で進行した企画も、以降1979年8月→1980年正月公開と変更が重なり、最終的に1980年3月8日と決まったようです※1

●で、今回は上記に関連した音源に関する備忘録です。
まず1979年5月1日。「グッバイジョー」がリリース、歌うのは梶原先生の2番目の奥様でもあったスザンナ・スー。

続いて12月15日に「あしたのジョー 〜美しき狼たち〜」なのですが、公開の3ヶ月も前にリリースというのは驚きというかほとんど忘れていました。上記の事項から想像すれば、本来正月公開に合わせた形が結果的にロングプロモーションみたいになってしまったようですね。でも35年前のうっすら記憶では「ああこれから公開される映画の曲なんだぁ」位で普通に受け入れていたような…。

明けて1980年1月1日に映画のエンドロールに流れた「K.O(ノックアウト)」作詞が村上龍さんだったというを知ったのは随分後の事でした(汗)



そして映画公開後の4月1日に劇場版第一作のオリジナルサウンドトラックのリリースとなりました。



※1:ちばてつや&あしたのジョーFC “tomorrow” 会誌参照


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僕たちの、あしたのジョーの時代・備忘録その2

●諸般の事情から更新の資料探し(恒例の国会図書館)に行く暇もなく、少ない持ちネタと思い出を用いて書いていきます。

●劇場公開が決まった1979年暮れ頃から1980年初頭。その宣伝プロモーションのためなのかジョーに関するものが目につき始めました。その中で印象深いのがALBAという腕時計のCM。映画の主題歌でもある、おぼたけしさんの歌う「美しき狼たち」がBGMでした。


↑1980年2月に発売されたイラスト集の裏表紙の広告。懐かしい。

●それと連動するように関連書籍も多数刊行されました。アニメブームという背景もあるのでしょうが、こうしたムック本やアニメ誌の記事によって“手元で何度も反芻出来たり、より細かな知識や情報を得る楽しみ”を味わえていた訳ですね。リアルタイム世代の人達はコミックスとソノシート、アニメの記憶位で作品を味わうしかなかったから隔世の感があります。そういう意味では恵まれていたと言えるでしょう。


↑刊行物として古い(1977年の)ちばてつや漫画文庫。虫プロ版ジョーの世界をまとめたロマンアルバムもマストアイテム。そして今で言うDVD的な(音は聞こえないが場面を網羅している点は画期的)フィルムコミックス。

●マガジン連載時のジョーブームを語るキーワードとして「学生運動」「反体制」「右手にジャーナル、左手にマガジン」なんて言葉がよく出てくる。僕らの頃は無論ジョーのリバイバルブームの熱気を受けて体制に異議を唱えたり、権力に楯つこうなどという行動を起こす若者はいなかった…はず(^^;)
さしずめこの頃は「右手にアニメ誌、左手に関連グッズ」ってな感じだったかな。


↑忘れちゃいけない駄菓子屋グッズ、アマダのシールコレクション。これ買ってた!コンプリできたんだったけか?

●ともあれ映画関係者のプロモーションと受けて側の熱が噛み合い、三度目の再放送(18:00~日本テレビ)において劇場版公開の数日後の3月13日。第13話の視聴率が何と31.6%を記録したのでした。

(少し間が空くけども)その3に続く。

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僕たちの、あしたのジョーの時代・備忘録その1

●先月終了したイベント「あしたのジョー、の時代」に刺激を受けて、自分(昭和40年生まれ)たちがリアルタイムで影響を受けたあの頃…1980年の劇場版1作を中心とした時代の資料をまとめてみたいと思い立ちました。
気長にのんびりやっていくので、今後その2、その3と不定期に他の更新と平行してアップしていきます。
なお、当方は当時、東京は足立区の在住です。記憶の感想が他の方と異なる事もあると思いますがあくまでも私個人の視点である事をご了承いただきたい。

●プロデューサーの川野泰彦氏の証言によれば、劇場版1作の企画のスタートは1977頃。当初は実写で考えられており『ひそかに、プロダクション、劇団関係に新人捜しの網を張ってみました。ついには、大学のボクシング部や運動部の青年たちにも会ってみました。しかし結果は、帯に短しタスキに長しで、これこそ“ジョーだ”というタレントには出会えなかったのです。』
また、原作者の梶原一騎氏は『監督を決めてキャスティング全部したことがあるんだよ。段平もいた、葉子もいた、力石でさえイメージ通りの役者がみんないるけど、だけど、ジョーがいないんだよ』※1

●上記の梶原氏の発言。気になりますねー。その予定されていた候補の俳優さんの名前、知りたいなぁ!
と、いう流れからアニメとして製作する方向に進み、松竹と日本ヘラルドの協力が決まって正式にゴーサインが出たのが1978年初夏の頃。内容は真っ白に燃え尽きるラストまで描きたかったが、時間の関係から断念して力石の死までとしてTVアニメを編集して作られる事になった。※1

●公開は1979年3月を予定されていたがその後、延期となり最終的には1980年3月公開 ※2

●公開にあわせて1980年2月21日から日本テレビ(関東地区のみ)TVシリーズが再放送。これが3回目の再放送となる。※1 詳細は不明だがその1つ前の再放送が1977年頃、確かフジテレビ。同時期にちばてつや漫画文庫シリーズとしてコミックスが発売されている。この辺りが自分にとってのジョー体験の原点になっていると思われる。
(その2に続く)

※1…スクリーン臨時増刊 あしたのジョー カラー・ハイライト・シーン・スペシャル
※2…徳間書店刊 ロマンアルバム13「あしたのジョー」



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実写版『天下一大物伝』

またまた、資料棚より発掘の資料よりご紹介。
死ぬまでにもう一度観たい番組の一つ、『天下一大物伝』です。
1976年10月放送だから小学五年生でリアルタイムで観ていた記憶はたしかにある。主題歌も覚えていた。しかし、放送終了後関東圏では(おそらく)再放送もされておらず、DVD化もCS放送もない幻の梶原原作メディア作品の一つなのだ。



主演の役者さんは、この作品の出演がキッカケに梶原先生から“無双大介”という芸名をもらって活動するようになる。まぁ早乙女愛さん(映画版/愛と誠)と同じパターンですね。そして!あの東映で実写映画化された珍作w『ドカベン』で山田のライバル・賀間演じ、数年後には『ウルトラマン80』に地球防衛チームUGMの隊員役で出演もしてた。ブラウン管で彼の演技を見る度に“あぁ天下一の役者さんだぁ”と他の隊員よりも親近感を持ったりもした(笑)

この記事は漫画を連載していた週刊少年サンデーの巻頭特集記事で、TVドラマ化放送にあわせたパブリシティでありこの作品の唯一の資料であろう。後年古書店で入手したが、主人公以外のキャスティングやその容姿・風貌が確認できてとても貴重である。(第二のヒロイン・水ノ江洋子役に松原愛さんの姿もみれる!)



「愛と誠」をキッカケに芸能・映画界に進出し、プロダクションを起こして劇画原作以外にも仕事の幅を広げていった、男として人生まさしく順風満帆な時期の梶原作品。主人公がハッピーエンドで終わるというのも珍しい。コンビを組んだ大島やすいち氏との絵の相性も良く、特に親友でありビジネスパートナーでもあるナポレオンくんのキャラクターとの凸凹ぶりは読んでいて実に楽しい。ガチガチの熱血ものばかりと思っている人にお薦めしたい隠れた一作です、はい。

それにしても観たい。youtubeとかニコ動でもたまに検索するんだけど観たことない。
情報もとめますです、はい。




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